『日本書紀』には、推古天皇3年(595年)4月、「沈水、淡路島に漂着」と記されています。
淡路島に流れついた「沈水(じんすい)」とは、「沈香(じんこう)」という香木のこと。
その木を焼くと良い香りが広がったといい、その香木は朝廷へ献上されました。
これが日本での香りにまつわる最古の記録。
その香木は、ご神体として淡路島にある「枯木神社」に祭られています。
そして現在、淡路島は線香の生産シェア70%を誇る日本一の産地として知られています。
香木が漂着したのが「4月」、「香」の字を分解すると「一、十、八、日」となることから、
4月18日が「お香の日」として制定されました。(1992年4月、全国薫物線香組合協議会により制定)